【総一郎】
「口を開けろ」

【鈴音】
「それ……な、なに……?」

【総一郎】
「緊張を解く薬、かな。別に依存性はないから安心しろ」

【鈴音】
「やだ、そんなの。やめて……っ」

【総一郎】
「いいから飲むんだ。力ずくで飲まされたいか?」

 絶対まともな薬じゃない。
 飲んだらダメ、そんなの分かってる。でも。
 繰り返される命令に、私の口はゆっくりと開いていった。


【総一郎】
「そう……それでいい」

【鈴音】
「ん、ぅくっ……」

 薬を押し込まれ、舌をつままれる。
 薬はあっという間に、喉を通り過ぎていった。


【総一郎】
「これでおまえの体が素直になってくる……」

 うしろから手が伸びてきて、太腿を撫でる。
 スカートのすそに手がもぐりこみ、きわどい場所に近付いていく。
 肌と肌の感触が上へとのぼってくるたびに、脚がピクンとはねた。


【総一郎】
「……だんだん熱くなってくる。すべての感覚が鋭敏になり、
どんな弱い刺激にも反応を示さずにはいられない……」

【鈴音】
「……ぁ、ん……」

【総一郎】
「血液もリンパ液も循環がよくなっていくだろう。
そのせいで体温が上がったように感じるかも……どうだ?」

 薬のせいなのか、言葉の暗示なのか、手足が温かくなってきたような気がする。

【総一郎】
「あらゆる体液の分泌も活発になる。汗、唾液……それから、ここも」

 内腿を撫でまわしていた手が、すっと下着の中に入り込んでくる。

【鈴音】
「あぁっ! ん、や!」

 反射的に閉じようとしても、脚の間にはさまった腕がそれを許してくれない。
 指先はじわじわと、ゆっくりと、そこへ進んでいく。


【総一郎】
「……ここはどうなっている?」

【鈴音】
「あ、あぁ」

 固くて清潔な爪が、襞に触れる。
 腰から首筋まで、悪寒によく似た震えが駆け上っていく。

 指先が襞を撫で上げながらそっとめくり、中心のくぼみに触れる。
 からかうように縁をなぞったあと、指先を沈ませてくる。


【鈴音】
「は、ぁう……う、んっ……」

【総一郎】
「ああ、ちょうどいい具合だな。いつもよりほんの少しゆるんで、
受け入れる体になってきた……」
「それに、たっぷり濡れている……これ以上慣らす必要もないほどにな。
分かるか……ほら……」

 長くてしなやかな指で、そこを無理やりこじ開けられる。
 勢いをつけて深く差し込まれて、全身が硬直した。


【鈴音】
「あぁ、うっ!」

 そのまま長い指を出し入れする。
 湿ったいやらしい音が聞こえると、泣きたいくらいの恥ずかしさが押し寄せてくる。


【総一郎】
「おまえの中がひくついている……だんだん開いていくな。……淫らな体だ」