【鈴音】
「ん、ん……や、ぁ……」

【総一郎】
「鈴音、おまえ……」

【雪斗】
「ね? こうすると……」

【鈴音】
「ああっ……!」

 からかうように固くなった突起や襞をなぞっていた指が、つ……と沈められる。
 私のそこはうねりながら雪斗お兄ちゃんの指を飲み込んでいく。

 指先が1番奥を突いた時、体中を鳥肌の立つような快感が走った。
 爪で奥の柔らかいところを軽く引っかいたあと、ゆっくり、
 中をこすりあげるように出し入れを始める。
 ちゅぷ、ちゅぷ、という音を響かせて、そこは雪斗お兄ちゃんの指にかき回された。


【雪斗】
「濡れた音がする……この子のなにもかも、総兄さんのためだよ?」

 信じられないくらい、感じる。
 たった指1本の愛撫なのに、腰から下が溶けていきそう。
 襞をなぞられても、内部を突かれても、突起をはじかれても、
 何をされても叫びだしてしまいそう。

 そんな自分の体が恥ずかしくて、必死で総一郎兄さんの胸にすがる。
 刺激のたびにびくっとはねる私の上体を、総一郎兄さんのしなやかで強い腕が抱きとめた。


【鈴音】
「は、あ! っぁあ……!」

【総一郎】
「鈴音……大丈夫だから……大丈夫だ」

 感じすぎてパニックを起こしかけている私の耳元に、あやすようにささやきかける。
 耳たぶに触れる吐息にさえ、体の芯が熱くなってしまう。

 総一郎兄さんの手が、震える胸をためらいがちにつかむ。
 ゆるゆると這う掌の温かさと厚みは、私の鼓動を落ち着かせてくれる。
 癒しみたいな愛撫に、私の体はどんどん柔らかくなっていった。


【鈴音】
「ああ……」

【総一郎】
「鈴音……愛してる」

【鈴音】
「私も、兄さん……」

 乳首をつままれて、溜息みたいな喘ぎが漏れる。
 溜息と一緒に、全身の力も抜けていく……。


【雪斗】
「すごい……とろとろになってる。感じてるんだね……だんだん花みたいに開くよ」

【総一郎】
「ああ。きれいだ……鈴音」

【雪斗】
「総兄さん、教えて……この子のいいところ。どんなふうになるの?」

【総一郎】
「そう……1番奥よりも下……」

【雪斗】
「ここ……かな?」

 総一郎兄さんの言葉をなぞって、内部で指が動く。

【総一郎】
「いや……少しざらついたような手触りの場所。そこに触れると、一気に溢れてくるはずだ……」

【雪斗】
「ああ……ここだね……」

 いきなり襲う、大きすぎる波。

 神経をじかに触られているような刺激に、一瞬で気を失いそうになる。


【鈴音】
「ぅああっ! あ、あ、あ……っ!」

【雪斗】
「ほんとだ。総兄さんの言うとおり、また濡れてきたよ……」

【総一郎】
「それから……ほんの入り口のあたりだ。背中側、中にもうひとつ襞がある……」

【雪斗】
「そう……そんなところに隠れてるの。……これ?」

【鈴音】
「――ッ!」

 声も出ないくらい強烈な快感に、頭が真っ白になる。
 びくびくと手足が痙攣するのを止められない。